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2021年11月30日

カマス理論

こんにちは。さいたま営業所の谷本です。

 

さいたま営業所では11月から新入社員が配属となっていて、

どのように伝えればいいか…など試行錯誤しながら育てていっています。

今回は新卒採用や未経験採用などの時によく話される「カマス理論」について書こうと思います。

 

実は「カマス理論」は心理学の実験結果から話されています。

カマスはスーパーでも売られている魚ですが、人間にも襲い掛かるほど気性の荒い魚。

そのカマスが泳いでいる水槽に小魚を入れると当然食いつきますが、

カマスと小魚の間を透明な板で仕切ると、

最初は何度も板に体当たりを続けて食いつこうとするのですが、

 

最後には諦めて大人しくなってしまいます。

大人しくなったところで透明な板を外してみると、カマスは小魚に食いつきません。

それどころかそのまま餓死してしまうようです。

つまり、阻む障害が全くなくてもすでに諦めてしまっているのです。

 

心理学では「学習性無気力感」と言うようで、その無気力感は伝染し、

企業組織では体験したことがない人間まで伝染して企業風土に影響を及ぼしてしまいます。

それを解消するには、新しい人材を入れる事が重要とされています。

 

その実験には続きがあり、

水槽に新しいカマスを入れると当然小魚に食いつきます。

それを見て無気力状態のカマスたちも真似して食いつくようになり

餓死する事はなくなったという結果になるのだそうです。

 

企業に長く所属している人間ほど企業内での慣例や、

過去の経験に基づいた行動が多くなる傾向があります。

もちろん、ヒューマンワークでも、さいたま営業所内でもあるはずだと思っています。

 

現在新人を教えるために基礎の見直しや仕事方法の見直しなど、

今でも多くの刺激をくれている彼女が今後、僕たちに知らぬ間にある見えない壁を

取り払ってくれる営業になってくれたらいいなーなんて思いながら少しずつ教えています。

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