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「時給900~1,100円」の真実!知っておくべき給与についての書き方

「時給900~1,100円」の真実!知っておくべき給与についての書き方

目次

  1. 「月給20~25万円」…結局いくら?
  2. 「○○万円可能!」は、書くことができる?
  3. 給与表記ルール、再確認!
  4. 最低賃金計算法…月給、年棒の場合は?
  5. まとめ

「月給20~25万円」…結局いくら?

仕事を探す上で、重視するポイントの一つである「給与」。求人広告を掲載する際には「必ず載せないといけない」項目の一つとなっております。 この給与欄でよく見かけるのが「月給20~25万円」といった、幅を持たせた表記。
それでは以下の2パターンのうち、どちらが正しい説明でしょうか。

「月給20~25万円」の正しい説明はどちら?

A社「最初は月給20万円だけど、そのうち昇給して25万円はもらえるよ」
B社「経験や能力によって初任給が違うよ。最低は20万円だけど、経験が5年以上あるなら25万円スタートだよ」
正解は、B社の説明。給与として表記できるのは、入社してすぐに適用される最下限給与です。勤務開始以降に適用される昇給金額を、給与として表記することはできません。
それに付随して、応募者は「入社時に25万円もらえる具体的な条件」も知りたがっています。スペースに余裕があればこの条件も表記することをオススメします。
また、「試用期間は18万円だけど、それが終わったらみんな20万円になるんだ」 という場合は「月給20万円 ※試用期間3ヶ月は月給18万円」という表記が可能ですので、営業にご相談ください。
ただ、こちらはあくまで「3ヵ月後はみんな必ず月給20万円になる」ことが条件です。
※なお、今回書かせていただくのはあくまで「リクルート媒体」の表記ルールですのでご了承ください。

「○○万円可能!」は、書くことができる?

求人広告でよく見かける「月収○○円も可能!」という表記。実はリクルート媒体では、この文章を書くにもルールがあります。 それは「本当にこの金額をもらっている人の給与例」を書くということ。
例えば入社2年目で月収30万円=日給1万円×20日+歩合給10万円のように内訳や、「入社何年目でここまでもらえるか」が目安になるようなものを書くことがベストです。
給与例を書いたとしても、あくまで最下限給与を別途書いた上での表記になるのでご注意ください。※給与例のみの表記はできません。
また「年収1000万円保証します」や「月間20件の受注は確実です」などの文章は、確実な保証制度がない限り書くことができません。

給与表記ルール、再確認!

実は意外と見逃しがちな「給与表記」のルールは沢山あります。下に一部を挙げてみますので、使っていないかチェックをしてみましょう。
「程度」「位」など、あいまいな表現はNG
英語塾など「1レッスンごと」に給与が決まる場合は1レッスンがどのくらいの時間なのかを明記
最下限給与に一律手当てが含まれている場合は、必ず「月給○○万円(一律手当て含む)」と、手当込みであることを書く
資格や最終学歴、業務経験の有無で最下限給与が変わる場合はそれぞれ書き分けることが可能
(例)未経験者:月給20万円/経験者:月給25万円

最低賃金計算法…月給、年棒の場合は?

各県ごとに最低賃金(時給)が定められていますが、 月給・年俸の場合はどう計算すればよいでしょうか。下記の計算方法を見て再確認の上、求人広告に給与例を表記しましょう。

月給・年俸の計算式

月給金額×12(または年俸金額)÷年間所定総労働時間

まとめ

今回のコラムの大きなポイントは2つあります。
1つ目は、給与は必ず「最下限の額」を書くということ。
2つ目は、求人広告に書く給与は「入社時にもらえる可能性がある額」。
給与関係は、求職者にとっても企業にとっても非常に重要なポイントです。ここを明確にしておかなければ、高い確率でトラブルになる可能性があります。求人広告を掲載する際は、そのつど間違いがないか社内で確認しましょう。
もし「そうは言っても、どう書けばいいか分からない!」「この書き方で問題ない?」と求人広告でお困りのことがあれば、弊社ヒューマンワークまでお問い合わせください。

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