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入社後も想定した「内定者フォロー」採用理由を明確に伝える活動とは?

入社後も想定した「内定者フォロー」採用理由を明確に伝える活動とは?

目次

  1. 入社後も想定した「内定者フォロー」を!
  2. 企業の8割が内定者向け懇親会を実施
  3. 内定した理由を深掘りして伝える=内定者フォロー
  4. まとめ

入社後も想定した「内定者フォロー」を!

内々定や内定が決まってから入社までの時間をどう生かすかは、 採用する企業側にとっても内定が決まった学生にとっても、 課題のひとつだと思います。
今の採用スケジュールであれば、 6月に内々定が出れば入社までは10ヶ月間近くあることになります。
当然、学生たちにとっては卒業論文や修士論文など 学業を優先させることになりますが、 一方で間が空きすぎて不安になる学生も多いようです。
今回は、こうした際に必須となる 「内定者フォロー」の事例についてご紹介させていただきます。

企業の8割が内定者向け懇親会を実施

内定から入社までに抱く学生の不安を取り除くための懇親会ですが、 ある統計によると実に8割の企業が実施していることが分かりました。
具体的には、定期的に内定者を集めて 先輩社員や人事担当者が会社の事業や職場の状況を説明し、 昼食会や夕食会を行うケースが一般的です。
社員や内定者とのコミュニケーションを図ることで、 少しでも会社の雰囲気に馴染んでもらうのが主目的であるといえます。
もちろんこれには「内定者囲い込み」という目的もあるようです。
学生に有利な“売り手市場”が長く続いていることもあり 最近では複数の企業から内定を得る学生が多く、 企業としてはそうした複数内定者から選んでもらえるよう、 内定者フォローの機会を使って最後の説得を試みているのです。
当然、学生たちの間にも、 懇親会を「最終的に就職先を決める場」として位置づけている人も多いようです。

内定した理由を深掘りして伝える=内定者フォロー

「なぜこの会社に採用してもらったのか分からず不安」 芸能・エンターテインメント事業を行うとある企業では、 内定者のこうした声を受けて採用理由を明確に伝える活動を行っています。
たとえば、理系学部に在籍し、 エンターテインメント事業と関連ない学科を専攻している学生などは とくにこうした疑問を抱くことが少なくないそうです。
内定理由を明確に知ることで学生のモチベーションは上がり、 入社後の会社への貢献度も高くなるといった効果が期待できます。
また、WEBテストの結果など客観的なデータを見せて 本人の強みや弱みをどのように評価しているかを指摘し、 会社として期待している部分や 入社までに強化してもらいたい点なども付随して伝えるそうです。
10月の内定式のときにも簡単に内定理由を添えて内定証書を渡す徹底ぶりです。
「会社を選ぶ理由に人間関係の環境の良さを求める学生は多い。 そんな中、採用理由をきっちり説明することは、信頼関係を築く上でも有効」と、 採用担当者は語っています。

まとめ

今回のコラムにおけるポイントは、以下の3つ。

  1. 【POINT1】企業の8割が内定者懇親会を実施
  2. 【POINT2】内定者フォローで、内定した理由を深掘りして伝える

いかがでしたか?
確かに懇親会などは、コミュニケーションツールとして 学生、企業双方に効果が期待できるものです。
更に一歩踏み込んで、内定者たちがより高いモチベーションで 4月から仕事ができるように、 内定者フォローの在り方を色々と模索するのもひとつの手かもしれません。

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