人材関連コラム
やっとの思いで採用にこぎつけたスタッフが1ヵ月もしないうちに退職希望を申し出てきた。
そんな過去、または現状はありませんか。
「人が採用できない」と声があがり続けている昨今、働く条件の見直しや職場環境の改善に取り組むことも重要ですがその先の「定着」にも目を向けていかなければなりません。
採用されたい・働きたいと思ってもらえる職場環境を用意することで求人への応募数を増やし、そこで採用できた人が長く働き続けてくれることほど嬉しいことはないですよね。
ですが、スタッフの定着はそれほど容易ではありません。
せっかく採用したスタッフに長く働き続けてもらうにはどうしたらいいでしょうか。
まず把握するべきことは退職の理由です。
例として、よく挙げられる退職理由は以下になります。
■人間関係が上手くいかない
■想像していたより仕事が大変
■研修制度、評価制度などへの不満 など
共通するのは「思っていたのと違う」という認識の差。
中でも特に多いのは“人間関係に対する不安”とされています。
その不安を払拭させ、定着のカギを握るのは……
とある調査によると【上司への信頼度】がポイントになるという結果が出ています。
信頼できる上司のもとで働くことは、「長く勤めたい」という考えに至る人が多いようです。
「相談に乗ってくれる」
「問題に気づいて声をかけてくれる」
「指示や判断が的確で働きやすい」
スタッフの声を聞けば当たり前のことのように思えますがそこまで目が行き届かない状況があるのもまた現状です。
また、アルバイト・パートのスタッフからすれば上司は話しかけづらく、遠い存在に思われがち。
そうなれば上司から積極的にコミュニケーションを図りにいくことも必要なのかもしれませんね。
もちろん、上司への信頼感だけが定着につながるわけではありません。
今回のコラムにおけるポイント
いかがでしたか?
待ち望んで採用したスタッフに1日でも長く働きたいと思ってもらうための方法として、上司によるフォローや声掛けなどを実践してみてはいかがでしょうか。