人材関連コラム
日々採用のお手伝いをさせて頂く中で、お客様から「履歴書は返却しなくちゃいけないの?」とご質問をいただくことがあります。
履歴書返却をするかしないかは、任意にお決めいただけます。
ですが、応募者心理としては「不採用になった場合、きちんと処分してもらえるのだろうか」と個人情報の取り扱いについて強い関心をお持ちの方が多くいらっしゃいます。
そのため、私どもとしては、履歴書は“可能な限り返却”することをお勧めしています。
リクルートが2500人の読者を対象に行ったアンケートでは、広告内に「不採用の場合は履歴書を返却」と記載されている場合、応募意欲がとても高まる・やや高まると答えた方は主婦(夫)層では39%、50~59歳層では48%という結果が出ました。
何気ない一言ですが、書類の扱いを通し応募者へ丁寧な対応をしているアピールにもなります。
とはいえ、どれほどの応募数があるかわからない段階で広告に「履歴書返却」と記載するのはなかなか難しい部分もあります。
想定外の応募があり、全員に返却できなくなってしまうと、今度は「広告に書いてあったのに返してもらえない」とトラブルに繋がりかねません。
対応できるかどうかわからない場合は、無理に返却とはせず、「履歴書は責任を持って破棄します」と記載していただくことをお勧めします。
広告スペースの都合上、どうしても記載できなければ、応募電話の際や面接時に説明をするのがベターです。
繰り返しになりますが、情報管理に関しては、世の中の注目度が日に日に高まりつつあります。
履歴書は個人情報そのものと言っても過言ではありません。
保管や破棄について具体的なルールを定めていただき、取り扱いには十分ご注意いただきますようお願いいたします。
今回のコラムにおけるポイント
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