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企業などで採用を担当している方のなかには、Indeed(インディード)の利用でどのような効果が得られるのか詳しく知りたいと考える方も多いでしょう。
もしくは、すでにIndeed(インディード)を使っていて、もっと求人効果を高めたいと考えている方もいるかもしれません。
そこで今回は、Indeed(インディード)の活用で得られる効果、Indeed(インディード)への求人掲載方法、より求人効果を上げるためのポイントを解説します。
Indeed(インディード)はユーザー数が多いため、求人をより多くの求職者に見てもらえる効果があります。
料金体系には「無料掲載」と「有料掲載」があり、「無料掲載」を選択すれば採用活動に費用はかかりません。
「有料掲載」は求人のクリック数でのみ費用が発生する「クリック単価制」のため掲載期間の定めがなく、採用状況や予算に合わせて自由に求人の休止・再掲載が可能です。
また、採用業務の負担軽減効果も期待できます。Indeed(インディード)では一般的な求人サイトのように、求人票掲載にあたって営業担当者との商談や交渉、確認などを介する必要はありません。そのため、採用業務にかかる時間や、求人掲載までの期間を短縮できる効果があります。
さらに、Indeed(インディード)では求人掲載に加えて、応募者の採用状況管理もサイト上で行なえます。応募者とのメール内容や選考スケジュールの確認、面接オファーに関する業務の負担が軽減されるため、採用業務の効率化も期待できるでしょう。
Indeed(インディード)への求人掲載方法には、「直接投稿形式」と「クローリング形式」の2つがあります。ここでは、それぞれの特徴やメリットを紹介します。
直接投稿形式とは、Indeed(インディード)のアカウントを作成して求人情報を入力し、Indeed(インディード)自体に求人票を投稿する方法です。以下で、直接投稿までの大まかな手順を解説します。
①アカウント作成・企業の基本情報の入力
②求人内容の入力
③応募受付方法・有料オプションの選択
④入力したメールアドレス宛にIndeed(インディード)からメールが届く→メール本文内のリンクをクリックしてメールアドレスを承認
⑤メールアドレス承認後、Indeed(インディード)による求人審査に通ったら手続き完了
直接投稿形式のメリットとしては、規定のフォーマットに沿って必要事項を入力するだけで求人票が作れるうえ、掲載までのスピードも速い点が挙げられます。
Indeed(インディード)では求職者が応募する際の方法を、「Indeed(インディード)履歴書応募」もしくは「Indeed(インディード)カンタン応募」の2つから選択できます。
「Indeed(インディード)履歴書応募」は一般的な応募と同じく履歴書の提出が必要で、選考前に求職者情報を把握したい企業に適しています。「Indeed(インディード)カンタン応募」は履歴書が不要で、求職者は最低限の情報登録のみで応募できるため、応募者を多く集めたい場合におすすめの方法です。
企業のスタンスに合わせて掲載方法を選べる点は、直接投稿形式のメリットといえるでしょう。
クローリング形式とは、自社サイト内の採用ページや求人に関するページをIndeed(インディード)のサイトに掲載する方法です。仕事内容や雇用形態の記載など、一定の基準を満たしたうえで、Indeed(インディード)に依頼することで掲載されるようになります。
クローリング形式のメリットは、採用ページおよび自社サイトに求職者を遷移させられるため、サイトを通して企業の雰囲気を伝えやすい点です。
また、情報の自由度が高いため、他社との差別化やより魅力的なアピールも可能です。さらに、クローリング形式では採用ページの全種類の求人情報を自動で掲載できるため、入力の手間が省略されるのもメリットといえるでしょう。
「直接投稿形式」と「クローリング形式」のどちらを選択しても、料金体系は無料・有料のいずれかを選択できます。
無料版ではお金をかけずに採用活動が可能で、基本機能である管理ツールやメールで応募状況を確認可能です。
有料版では、求人票が「有料掲載枠」での表示になるうえ、自由な掲載の開始・休止、求人のデータチェック・分析などもできるようになります。
自社サイト・採用ページの有無や採用活動における予算、業務コストなどを考慮し、自社に適した掲載形式および料金体系を選びましょう。
Indeed(インディード)での求人掲載効果を得るためには、押さえておきたいポイントがあります。ここからは、より効果を高めるためのポイントを6つ紹介します。
現在無料掲載を利用しているが効果を感じられない、もしくはもっと求人効果を高めたいと考えている場合は、有料掲載への移行を検討してみましょう。
有料掲載枠の求人は、検索結果においてより目立つ位置に表示されるため、無料掲載の場合と比べて応募の増加が期待できます。
費用面でも、クリック数に応じた課金制であることに加え、課金単価は自社で設定できるため、低予算での運用も可能です。
また、有料掲載では「パフォーマンスレポート」を利用できるのが大きな強みといえるでしょう。パフォーマンスレポートとは、掲載中の求人広告の表示回数やクリック数、平均クリック単価などのデータを通して、広告効果を確認・分析できる機能です。
この機能を使うことで、求人効果をより上げるための課題点や改善策が見つけやすくなります。
有料掲載を利用しているのであれば、パフォーマンスレポートから「クリック率」をチェックしてみましょう。クリック率を確認し改善することで、求人効果を高められる可能性があります。
クリック率とは、検索結果において求人が表示された回数のうち「求職者からクリックされた割合」を示すものです。
クリック率は、「クリックされた数÷表示回数×100」で求められます。Indeed(インディード)におけるクリック率の推奨値は3~5%とされており、この数値を目指すことで、求人効果を高めやすくなります。
クリック率の改善には、「求人票のタイトル変更」が効果的です。タイトルの表現があいまいでわかりにくい・長いなどの問題があると、求職者はクリックしづらくなります。
そのため、一般的な職種名への変更や、必要な情報のみ簡潔に伝えられるタイトルに変更するとよいでしょう。
また、求職者はスマートフォンからサイトを閲覧している場合も多いため、タイトルの表示画面を確認しながら適切な長さに調整することも大切です。
応募率が低いと、Indeed (インディード)での求人効果を感じにくくなるため、しっかりチェックしておきましょう。応募率は、「応募数÷クリック数×100」で求められます。
職種によっても変動しますが、Indeed(インディード)が推奨している応募率は0.4~0.6%となっており、求人効果を高めるにはこの推奨値を維持することが大切です。
応募率改善のためには、まず掲載している求人票や採用ページの内容を工夫しましょう。ターゲットの明確化や自社情報の追加、企業の強みや魅力が伝わる内容にすることで、応募率の向上につながりやすくなります。
なお、応募率の低さの原因が「採用プロセス」にある場合も少なくありません。採用までに必要なプロセスが多いと、求職者は応募を躊躇してしまうおそれがあります。
パートの場合は採用までのステップを3つ以下に抑える、リモート面接を取り入れるなど、応募へのハードルを下げる工夫をしましょう。
また、履歴書不要の「Indeed(インディード)カンタン応募」を設定するのもおすすめです。
有料掲載では、「クリック単価(1クリックごとに発生する費用)」を上下させることで、求人の露出増減を調整できます。
クリック単価を上げると表示回数が増えるため、より広い求職者に求人を見てもらうことにつながります。ただし、表示回数が増加することでターゲットではない求職者にまで求人が届いてしまう可能性がある点や、単価を上げた分だけ費用が高くなる点に注意してください。
クリック単価を下げると、表示回数が減る分ターゲットの求職者層を狭められるため、クリック率や応募率の改善が期待できます。ただし、単価を下げすぎると表示回数が減り、ターゲットの求職者層まで求人が届かない可能性があることも覚えておきましょう。
職種やエリアによって適切なクリック単価は異なるため、効率の良い単価を探りながら運用することが大切です。
掲載している求人が1つのみなど少ない場合は、募集する職種を増やし、求人の掲載数を増やしてみましょう。
求人が1つの場合、集まる求職者の数には限りがあるため、表示回数が少なくなる傾向にあります。保有求人数を増やせば、検索結果に表示される機会も多くなるので、求人の表示回数の増加が期待できます。
複数の職種での募集や、同職種でも雇用形態が異なる募集をしている場合は、それぞれの求人票を作成・掲載しましょう。複数の求人それぞれに求職者が集まるため、結果的に自社全体の求人効果の向上につながります。
無料掲載・有料掲載に関わらず、求人内容の書き方を工夫することで、表示回数や応募率が改善するなど、求人効果の向上が期待できます。
例えば、業務内容は求職者がイメージしやすいよう、具体的に記載することが重要です。また、スキルの項目では「必須」と「歓迎要件」を別にして記載するとよいでしょう。「必須/WordやExcelの基本操作 歓迎/会計ソフトが使える」のように記載すれば、求めている人材のレベルが伝わりやすくなります。
その他にも、職業安定法に基づいた労働条件の記載や、手当の内訳などを明確に示すことも大切です。募集情報の項目では、社風や社員募集の背景、実際の仕事風景など、自社の情報を詳しく伝えると、求職者の興味を惹きやすくなるでしょう。
Indeed(インディード)で求人効果を上げるには、Indeed(インディード)運用に関する豊富な専門知識を持つ「運用代行サービス」に依頼するのも手段の一つです。ここでは、運用代行の概要や利用するメリットについて紹介します。
Indeed(インディード)を活用するうえで発生する業務を、依頼企業の代わりに行なうサービスが「Indeed(インディード)の運用代行」です。
運用代行企業ができることは、求人広告の作成や自社の採用ページとの紐付け、広告単価の運用および単価調整、定期的な運用レポート報告などです。
広告単価の運用・単価調整では、依頼企業の予算に合わせて、運用ノウハウに基づいた単価調整を行ないます。また、定期的なレポート報告を通して求人広告の運用結果を把握できるため、安心して運用を任せられる点も運用代行の特徴です。
採用活動において、求職者の価値観やスキルの見極め、体験入社の対応、自社の強みのアピールなどは外部委託が困難です。こうした「人材と自社のマッチ度を見極めるための業務」は、自社で行なわなければなりません。
Indeed(インディード)運用において、外部委託可能な部分は運用代行に任せることで、採用業務の負担軽減につながります。
業務の負担が減った分だけ、採用試験や体験入社、面接などの「求職者の見極め」にリソースを集中させられるのは、運用代行利用の大きなメリットといえるでしょう。
運用代行を利用することで、「Indeed(インディード)運用」の専門的なノウハウを得られるメリットもあります。
現在Indeed(インディード)を利用している、もしくは利用を検討している企業の抱える課題はさまざまです。Indeed(インディード)と使うべきか否かで悩んでいる企業や、適切な運用方法がわからない、有料掲載を使ってより求人効果を高めたいと考える企業もあるでしょう。
運用代行企業はIndeed(インディード)の運用においてプロの知識を持っており、上記のような課題の解決方法に精通しています。
運用代行の依頼により業務を委託できるだけでなく、プロの知見を取り入れることで、課題の解決や現状の改善にも役立てられるようになります。
運用代行企業は、マーケティング業務を主軸とする企業も少なくありません。マーケティング目線での採用ノウハウを吸収し、自社の採用業務に活かすことも可能になるでしょう。
先述のとおり、Indeed(インディード)の有料掲載プランでは、求人広告の効果を可視化した「パフォーマンスレポート」が利用できます。
パフォーマンスレポートで示された広告の表示回数、クリック率、応募率などさまざまなデータを分析・活用することが、広告効果を上げる近道です。
運用代行企業のなかには、これらのデータ抽出、分析を行なってくれるところも少なくありません。プロの視点と知識を用いた分析結果が得られることは、採用活動を効果的に進めるうえで大きなメリットといえるでしょう。
さらに、改善策の提案まで行なってくれる企業を選べば、パフォーマンスレポートを確認しながら自社で採用活動を進める以上の求人効果も期待できます。
今回は、Indeed(インディード)の活用で得られる効果や求人掲載方法、効果を高めるために注目すべき点について紹介しました。ポイントは以下の3つです。
Indeed(インディード)の活用を検討している、もしくは現在活用中で、もっと効果を高めたいとお考えの方は、今回の記事を参考にしてみてください。
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