人材関連コラム
2020年06月19日
リクナビNEXTから、応募効果アップにつながる新しい機能が追加されました!
その名も、”らくらくオファー”。
らくらくオファーと聞いて、勘のいい方なら「なんらかのスカウト機能だな」と思うことでしょう。
まったくその通りで、このらくらくオファーはリクナビNEXTにおいて無料で活用できるスカウトメールです。
ですが、ただ「なるほど、スカウト機能が増えたのか」と思うだけではもったいないかもしれません。
今回のコラムでは、らくらくオファーが生まれた背景、機能説明、そしてその他の応募効果をあげるスカウト機能と利用のコツをお伝えします。
まずは、なぜ新しいスカウト機能がリリースされたのか、その背景についてお話しします。
このリリース理由を知っておくだけで、どういう採用活動をすべきなのかがイメージできるはずです。
採用のご担当者様にお話しを伺っていると、「スカウトが来て興味を持ったから応募しましたって言う人が前より増えたよね」ということをよく聞きます。
それもそのはず。リクナビNEXTの総応募のうち、実に約30%の応募がなんらかのスカウト機能がきっかけとなっているのです。
その理由は大きく3点考えられます。一つずつ見ていきましょう。
ひとつは、新卒採用の就職活動の際に大量にスカウトをもらった経験を色濃く覚えたまま、第二新卒や若いうちに転職活動をする若手が増えているから。
新卒採用をする企業は、まずは学生に知ってもらうことからスタートしなければならないため、1社で何万通とメールを送ります。
この「企業側からオファーがくる」ということに慣れている人であれば、スカウトメールがきたらとりあえず見てみようかな、応募しようかなという気になるのはごく自然なことでしょう。
2つめは、求職者は「なるべく早く」「●月までに」と期日優先ではなく「ここだったら転職したい」という転職先の企業優先で動いているから。(今でこそ新型コロナウイルス感染症の影響で時期優先の求職者も増えてはいますが)
どういうことかというと、終身雇用の考え方はとうの昔に影を潜め、キャリアアップや今の職場よりも何かをよくしたいというプラス思考の転職がメインになっており、転職サイトのユーザーは「いい企業があったら転職したい」と考えています。
そういう人たちの多くは当然在職中ですので通勤時間などのスキマ時間にサイトを閲覧しています。常に何万件と求人が出ていますし、転職を急いでいるわけでもないので自分で片っ端から求人をチェックしているわけではありません。
その中で企業側からのスカウトメールがきっかけづくりをしているのです。
最後は、そもそもリクナビNEXTのスカウト機能が、採用企業側にとってもユーザーにとっても使いやすいものになっているから。
リクナビNEXTには、”求人告知メール” ”スピードアプローチ” ”こだわりアプローチ”、そしてこの”らくらくオファー”など様々なスカウト機能がついています。
企業側が自由に送れるもの、ターゲット設定ができるもの、自動配信されるものなどサービスが幅広く、あらゆる側面で応募獲得に寄与しています。受け取るユーザー側でもマイページ上でわかりやすく管理ができ、見逃しや機会損失を防いでいるのです。
つまり、リクナビNEXTに原稿を掲載したらあとは応募を待つ、という採用活動では不十分ということです。
企業側からオファーを出しているので当たり前ではありますが、スカウト経由の応募者は、通常の応募者よりも書類選考通過率が高いのも事実です。
このような背景から、この3割の大事な応募を取りこぼさないために、さらにはより応募効果を高め、よいよい採用に結び付けるために”らくらくオファー”がリリースされる運びとなりました。
さて本題ですが、ここかららくらくオファーについてご説明します。
らくらくオファーは一言で言うと「無料かつ自動でスカウトメールを100通送ることができる」というサービスです。
まず、原稿の掲載を始める前に別途
・現住所(都道府県まで)
・現在または直前の職種
・最終学歴と卒業年月
を決めておきます。(設定自体は営業担当が行いますので希望をお伝えいただくだけで問題ございません)
その後はAIが上記ターゲットに当てはまるユーザーの閲覧履歴やレジュメ登録情報を自動学習し、もっとも応募可能性の高い100名を抽出してスカウトメールを送信します。
いってしまえばたったこれだけの単純なサービスなのですが、このAIの自動学習の精度がとてもよく、別のスカウトサービスである”求人告知メール”にこのAIが初めて搭載された際は、搭載前の応募数から、応募を1.7倍に増やしたという実績を誇っています。
AIの強みは、レジュメだけでは判断できないその人のサイトでの動きを判断基準にできる点です。
リクナビNEXTには企業側で文面を作成し、レジュメを一人ずつ見て手動でスカウトメールを送る”こだわりアプローチ”という機能があります。これも後述するとてもよい機能なのですが、この場合レジュメに書いてあることを信じるしかなく、それ以上の情報を得ることはできません。
一方AIは、たとえレジュメには「希望勤務地:東京都」と書いてあっても、そのユーザーの行動履歴を分析し、仮に閲覧している求人が関西エリアのものばかりだったら、そのユーザーは「関西募集の求人への応募可能性は高いが、関東募集の求人への応募可能性は低い」と判断できます。
ですので、上記の3条件の設定は、一見少ないように思われるかもしれませんが、AIの自動学習の実力を最大限に発揮できる仕様になっていると言えます。
リクナビNEXTには、”らくらくオファー”以外にも先ほどから”求人告知メール” ”スピードアプローチ” ”こだわりアプローチ”と名前が出てきているように、様々なスカウト機能がついています。
リクナビNEXTを最大限活用するには、”らくらくオファー”をはじめこれらを駆使することが求められますが、”らくらくオファー” ”求人告知メール” ”スピードアプローチ”はターゲット設定後に自動配信されるのに対して、”こだわりアプローチ”だけは手動送付のサービスになっています。
”こだわりアプローチ”は、求人原稿の閲覧者のレジュメ(氏名等の個人を特定する情報は非公開)をひとりひとり見ることができ、その上で個別にオリジナルの文面のメールを送ることができる機能です。
”こだわりアプローチ”最大のポイントは、掲載中に何度でも同じ人にスカウトを送ることができるという点。これがこの機能のメリットであり、活用のポイントです。
同じ人に何度も送れることがメリットになる理由は、一度だけの送付だと見逃されることが多いから。
ここで思い出してほしいのが、求職者の多くは現在も仕事をしており、並行してスキマ時間で転職活動を行っているということ。
”こだわりアプローチ”はどの企業も利用することが多いので、いわゆる”いい人材”のもとには複数のオファーが集まります。
そうなると、ほかの企業のスカウトに埋もれてしまったり、後で見ようと思っていたけど忘れられてしまったり、ということが発生するのです。
せっかくスカウトを送ってもこうなってしまっては意味がありませんが、実際にこだわりアプローチを送付している企業の中でも同じ人には1回しか送らないという企業がほとんどです。
そこで、ワンランク上の活用を目指すのであれば、ぜひ同じユーザーには複数回オファーを出すことが有効です。内容もその都度変えられる上、さらに「面接確約」という温度感の高いアイコンを使用すれば他社との差別化を図ることも可能です。
この繰り返しスカウトをするという試みは、すぐにでも活用できるワザなので、ぜひお試しください。
”らくらくオファー”と”こだわりアプローチ”の活用方法について、おわかりいただけましたでしょうか。
今回のポイントは以下の3点です。
”らくらくオファー”は2020年6月10日のご掲載号からご利用いただけます!
スタッフ採用を少しでもご検討されているようでしたら、ぜひヒューマンワークにご相談ください。