人材関連コラム
2024年07月01日
目次
Indeed PLUSはIndeedが提供するサービスで、採用活動を効果的にサポートすることを目的とした求人配信プラットフォームです。
一般的な求人媒体と異なり、多数の求人サイトに対して最適な求人情報を配信することを目的としています。
この記事では、Indeed PLUSの特徴や従来の求人媒体との違い、掲載料金を詳しく解説します。
Indeed PLUSとは、2024年1月30日にIndeedが開始した求人配信プラットフォームを指します。同サービスは、多様な人材と仕事のマッチングをうながすことを目的としています。
Indeed PLUSではIndeedに加え、多数の求人サイトと連携し、自動的に最適なサイトに求人情報を配信することで、従来と比べてより多くの求職者にリーチすることが可能です。
連携している媒体全体は「連携求人メディアネットワーク」と呼ばれ、リクナビNEXTやタウンワークをはじめとした複数の求人サービスが含まれています。
さらに、将来的にはさまざまな企業の求人サイトとの連携を拡大する予定です。
Indeed PLUSは求人配信プラットフォームで、求人媒体そのものではありません。
ATS(Applicant Tracking System:採用管理システム)と複数の求人サイトをつなぐことで、求職者と仕事の有益なマッチングを実現しています。
Indeed PLUSとIndeed、一般的な求人広告との違いを詳しく解説します。
Indeedは求人を専門に扱う採用プラットフォームです。直接掲載の求人情報に加え、各メディアや企業の採用サイト、ホームページから集めた情報が転載されている場合もあります。
インターネット上に散らばるさまざまな求人情報を1ヵ所で検索できるようにすることで、求職者が効率的に仕事を見つけるサポートをしています。
一方、Indeed PLUSでは多様な求人サイトがIndeedと連携して求人情報を自動的に最適なサイトに配信します。
企業は求人をより多くの求職者に届けられるため、掲載範囲の広さやリーチの効率性において、Indeedとは異なるアプローチを提供しているのです。
これまでの求人広告との大きな違いは、課金形態が異なることです。
一般的な求人広告が掲載課金であるのに対し、Indeed PLUSはクリック課金方式を採用しています。これは、求職者が連携求人サイト内で求人をクリックしたときに費用が発生する仕組みです。
また、従来の求人広告が単一サイトのみ掲載されるのに対して、Indeed PLUSでは求人情報が最適な求人サイトへ自動的に配信されます。
そのため、より広範囲の求職者へのリーチが可能です。ただし、自動掲載の結果として単一の求人サイト掲載される場合もあります。
Indeed PLUSは企業の採用活動を効果的にサポートすることが可能です。
ここでは、Indeed PLUSの特徴をいくつか紹介します。
従来の求人広告では、タウンワークやリクナビNEXTといった単一求人サイトに掲載の申し込みを行なうのが一般的でした。
しかし、Indeed PLUSを利用することで、一度の求人投稿で国内の主要求人サイトを使う求職者の最大7割に求人票を届けることが可能になります。
求人の内容や特性、閲覧や応募の状況などを分析し、Indeedがその求人に適した求人サイトを自動で選択して掲載します。
このシステムにより、これまで接点が持てなかった潜在的な求職者を含め、より多くの求職者に対して効果的なアプローチが可能です。
採用のニーズが急に生じた場合にも、Indeed PLUSを活用することで迅速に対応できます。
管理画面上でガイドにしたがって求人を簡単に作成でき、求人作成から掲載までが最短1日で完了します。「予算」と「期間」を設定してボタン1つで申し込みが完了し、手間なく掲載をスタートすることが可能です。
急な募集でも迅速に掲載を始めることができるため、企業の採用活動はより柔軟で効率的なものになるでしょう。
Indeed PLUSが採用しているのはクリック課金システムです。
具体的には、予算上限を設定でき、求人がクリックされた場合のみ料金が発生する仕組みです。クリックされていない分は料金がかかりません。
また、予算や掲載期間は自由に設定でき、少額から採用活動を始めることも可能です。
効果をチェックしながら運用できるため、採用コストの最適化を期待できます。
多数の求人サイトにまたがる掲載データをIndeedの管理画面で一括管理できるのも、Indeed PLUSの特徴の一つです。
これまで、複数メディアに掲載する場合、それぞれのデータを集めてどこに歩留まりがあるのか、どのような求人原稿が効果的かを分析する必要がありました。
しかし、Indeed PLUSを利用することで、これらすべてのデータをIndeedの管理画面ですべて確認ができ、効率的に意思決定を行なうことができます。
そのため、採用担当者の作業の負荷を大幅に軽減でき、よりスムーズに採用活動を進めることが可能です。
先述のとおり、Indeed PLUSは掲載課金ではなく、求人がクリックされることで料金が生じるクリック課金です。
一般的な求人サイトは、求人が閲覧されなくても設定された広告枠を買い取ることで料金が生じます。しかし、Indeed PLUSの場合は実際のクリックに応じた分のみの請求となります。
掲載課金システムの求人サイトでよくある、「費用をかけたのに採用に至らなかった」という事態を減らせるのもポイントです。
Indeed PLUSを利用する方法は以下の2つです。
・Indeedでの直接投稿
・連携ATS(採用管理システム)での投稿
まずはIndeedもしくは連携ATSから、求人の投稿や予算の設定を行ないます。
設定後はIndeed PLUSが求人情報の内容や求職者の利用履歴などを分析し、最適な求人サイトに自動的に掲載する流れです。
なお、連携ATSには「Airワーク 採用管理」などがあり、ほかのATSも随時連携する予定となっています。
Indeed PLUSの効率的な運用にはキーワード設定や求人市場の理解が欠かせません。
しかし、自社に採用に関する知見がなかったり、他の業務と採用業務を兼務したりしなければならない場合、満足する結果を得るのが難しいこともあるでしょう。
そういった場合には、Indeedの代理店でもIndeed PLUSの運用が可能です。
ここでは、Indeed代理店に運用を任せるメリットを2つ紹介します。
Indeed PLUSを自社で運用する場合、想定した効果が得られないこともあります。
効果的な求人広告の作成には、求職者のニーズを理解し、適切なキーワードを含む原稿が必要です。
代理店は求人広告の作成に関する豊富なノウハウを持っており、どのような内容が求職者の注意を引き、応募につながるのかを知っています。
代理店の活用により、求職者の検索ニーズを的確にとらえた求人原稿を作成し、効果的に求人情報をアピールできます。
自社でIndeed PLUSの求人を運用する場合、掲載されている多くの求人のなかで自社の求人が最適な応募者に届くように、定期的に運用の調整を行なう必要があります。
これは通常、採用担当者の役割となりますが、応募者の選考などの日常業務と合わせて行なうと採用担当者の負担は大きくなってしまうでしょう。
そういった場面にIndeed代理店を活用することで、求人原稿の修正やアクセス分析、広告の調整といった作業を代理店に委ねることが可能です。
採用担当者の負担を大幅に軽減し、より効率的に採用活動を進めることができます。
ヒューマンワークには創業から20年にわたり、70,000社以上のさまざまな業界におけるお客様の採用をサポートしてきた実績があります。
お客様が必要とする人材を正確に把握し、地域特性や求める人材に合わせた最適な採用戦略を提案いたします。
採用が決定するまで徹底的なサポートを行ない、求人の掲載後もデータに基づいた改善提案を通じて、成功事例を多数生み出しているのが特徴です。
時代の変化とともに多様化するニーズに対応し、企業の採用課題の解決に向けた全面的なサポートを提供いたします。
Indeed PLUSは、多様な人材と仕事のマッチングをうながす求人配信プラットフォームです。
さまざまな求人サイトとの連携で自動的に求人配信を行なうことで、最大7割の求職者にアプローチできます。
料金体系はクリック課金で、効果的な求人作成や採用コストの最適化が期待できるのがポイントです。
また、複数の求人サイトのデータを一括管理できるため、採用担当者の負荷を軽減します。
採用活動を効果的に進めるために、Indeed PLUSの活用を検討してみるのもよいでしょう。